肩の症状
肩はいくつかの関節が組み合わさってさまざまな動きを可能にしています。
肩甲上腕関節(けんこうじょうわんかんせつ)肩甲骨と上腕骨(じょうわんこつ)で形成する関節。肩甲骨と上腕骨で形成する関節です。肩甲骨の屋根にあたる肩峰の下には滑液包(かつえきほう)などがあります。
そのため肩関節の構造は非常に複雑で、安定させる為に様々な箇所の負担は大きくなり、一つの組織を傷めてしまうと他の組織にかかる影響が大きくなります。
四十・五十肩(肩関節周囲炎)
四十肩・五十肩は加齢によるものが多く、肩をぶつけたり・捻ったりなど明らかな原因がないにもかかわらず肩が痛くなるものです。
肩だけではなく腕も痛み、ひどいときには夜間安静にしていても痛むのが特徴です。
四十・五十肩の症状
肩をあげたり水平に保つのが難しくなります。そのため、日常生活の中では、洗濯物が干しづらくなった、肩よりも上のものが取りづらくなったり髪を触るときや服を脱ぎ着する動作で痛み、動きが制限されます。
四十・五十肩の治療
はっきりとした原因がわかっていない四十肩、五十肩ですが、悪化させないために治療としては痛みを軽減させ可動域を広げていきます。
治療までに半年から1年半程かかることもあります。
運動療法・温熱療法。寒冷療法など、その時の症状によって血行をよくしていく治療を行なっていきます。
肩こり
日本人の国民病ともいわれる「肩こり」
肩こりは、肩の周りの筋肉の血行が悪くなることで起こります。血行が悪くなると、血液によって運ばれる酸素が不足し、筋肉には乳酸などの老廃物がたまります。
そして、筋肉の細胞からは発痛物質がでて神経を刺激し、痛みが生じるようになります。